DETAIL
『なんで僕に聞くんだろう。』
著者:幡野広志
発行:幻冬舎
<and recipeのおすすめコメント>
「人生相談の回答(3000字前後)は、どのくらいの時間で書かれるのでしょうか。」
と、幡野さんがインタビューされる場面をよく目にします。
「質問を選ぶ時間と独りごとを言いながら考えている時間は長いけれど、
書く時間はわりと短くて、いつもだいたい1〜2時間くらいですね。」
インタビュアーの方が毎回のけぞって、驚いている。
日常で考えている分量の多さと
「なんでだろう」と深く掘り下げ、繰り返し自分と対話をしている幡野さんだから
質問から透けて見える「本当は、こう答えて欲しい」もずばっと見抜いてしまう。
変わらないのは、いつも正直な回答であること。
(小池花恵)
<内容>
「親の期待とは違う道を歩きたい」「いじめを苦に死にたがる娘の力になりたい」「ガンになった父になんて声をかけたらいかわからない」「お金を使うことに罪悪感がある」「どうして勉強しないといけないの」「風俗嬢に恋をした」「息子が不登校になった」。
クリエイターと読者をつなぐサイトcakesで、2019年にもっとも読まれた連載『幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。』を書籍化。
悩む人は悩みに具体的な答えが欲しいのではなく、不安を理解し自分の答えを肯定してほしいのだ。だから悩み相談でいちばん大切なことは、相手の答えを探ることだ。
人の悩みはすべて人が原因だ。人の悩みを解消できるのも人しかいない。
言葉で人の歩みを止めることも、背中を押すこともできるのであれば、できるかぎり僕は背中を押す人でありたい。
(あとがきより)
<著者プロフィール>
幡野広志 写真家
1983年、東京生まれ。広告写真家・高崎勉氏に師事。
2011年、独立し結婚する。
2016年に長男が誕生。2017年多発性骨髄腫を発病し、現在に至る。
著書
『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』(PHP研究所)
『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)
写真集『写真集』(ほぼ日)
<この商品のおまけレシピカード>
幡野さんリクエストの豚汁